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念仏札

一遍上人語録

門人伝説

 門人伝説19

また云(いわく)、自力の善は七慢・九慢をはなれざるなり。故に、「驕慢弊懈怠、難以信此法《驕慢と弊と懈怠とは、もってこの法を信じ難し》」といひ、「三業起行多驕慢《三業の起行は驕慢多し》」とも釈するなり。

無我無人の南無阿弥陀仏に帰しぬれば、挙ぐべき人もなく、くだるべき我もなし。この道理を、大経には、「空無相無願三昧《住空・無相・無願の三昧に住す》」といひ、或は、「通達諸法性一切空無我、専求成仏土、必定如是刹《諸法の性は一切空無我なりと通達して、専ら成仏土を求め、必ずかくの如きの刹(せつ)を定めむ》」とも説き給へり。

 

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