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念仏札

一遍上人語録

門人伝説

 門人伝説58

また云(いわく)、罪といひ功徳といふこと、凡夫浅智のものまたく分別すべからず。空也の釈に云、「智者の逆罪は変じて成仏の直道となり、愚者の勤行はあやまれば三途の因業となる」と云々。しかれば、愚者は功徳とおもへども、智者の前には罪なり。愚者は罪とおもへども、智者の前には功徳なり。微々細々なり。我等愚痴の身、いかでか分別すべきや。

なに況や善悪の二道はともに出離の要道にあらず。ただ罪をつくれば重苦をうけ、功徳を作れば善所に生ずる故に、止悪修善ををしゆるばかりなり。しかれば善導は、「罪福の多少をとはず」と釈し給へり。所詮、罪と功徳との沙汰をせず、なまさかしき智慧を捨て、身命ををしまず、偏に称名するより外には、余の沙汰有るべからず。

 

大経に◀ ▶善悪の二道は

 

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