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念仏札

一遍上人語録

偈頌和歌(げじゅわか)

 和歌36-38

 

市屋道場御化益の頃、詠じ給ひける

おのづから相あふ時もわかれても ひとりはいつもひとりなりけり

 

ひさかたの空にはそらの色もなし 月こそつきのひかりなりけれ

 

かくしつつ野原の草の風の間に いくたび露を結び来ぬらん

 

須弥の峰◀ ▶ひとりただ

 

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