※本ページは広告による収益を得ています。

念仏札

一遍上人語録

門人伝説

 門人伝説11

また云(いわく)、上(かみ)六品の諸善は他力所成の善体をとき、下三品は煩悩賊害の姿を説くなり。その実は、行福の者をば上三品ととき、戒福の者をば中三品ととき、世福の者をば下三品と説くべし。

そのゆゑは、「一明三福以為正因、二明九品以為正行《一には三福を明かして、もって正因とし、二には九品を明かしもって正行とす》」と釈して、九品ともに正行の善あるべきなり。回向心の諸善は、名号所具の諸善と、衆生自力の時の諸善と、一味になる時をいふなり。

 

念々不捨者◀ ▶随縁雑善

 

上巻

下巻

 

 





ページのトップへ戻る