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念仏札

一遍上人語録

門人伝説

 門人伝説107

また御往生の前、最後遺誡の法門をしるさせ給ひて、重ねて示して云(いわく)、「わが往生ののち、身を海底に投ぐるものあるべし。安心定まりなば、なにとあらんとも相違あるべからずといへども、我執尽くさずしては、然るべからざる事なり。受け難き仏道の身をむなしく捨てん事、浅ましき事なり」と云々。

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