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念仏札

一遍上人語録

偈頌和歌(げじゅわか)

 和歌30-31

 

山門横川の真縁上人よりの文に、「すみすまぬこころの水の色々にうつりうつらぬ雲のみゆらん。よしさらばあだなる花はちりぬとも御法の種のすゑや待つべき」とよみておくりたまひければ、御かへし

すみすまぬこころは水の泡なれば 消えたる色やむらさきの雲

 

弥陀の名にかすまぬ空の花ちりて こころまどはぬ身とぞなりぬる

 

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