※本ページは広告による収益を得ています。

念仏札

一遍上人語録

門人伝説

 門人伝説15

また云(いわく)、能帰といふは南無なり、十方衆生なり。これすなはち命濁中夭の命なり。然るに常住不滅の無量寿に帰しぬれば、我執の迷情をけづりて、能帰所帰一体にして、生死本無なるすがたを、六字の南無阿弥陀仏と成就せり。かくのごとく領解するを三心の智慧といふなり。その智慧といふは、所詮、自力我執の情量を捨てうしなふ意なり。

 

命濁は寿命の短いこと、中夭は夭折のこと。

今、他力不思議の名号は◀ ▶我体を捨て

 

上巻

下巻

 

 





ページのトップへ戻る