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念仏札

一遍上人語録

門人伝説

 門人伝説61

また云(いわく)、仏法を修行するに、近対治・遠対治といふことあり。近対治といふは、臨終正念にして、妄念をひるがへし、一心不乱なるを云り。遠対治といふは、道心者はかねて悪縁ひとつもなくすつるなり。臨終にはじめて捨つることはかなはず。平生の作法が臨終に必ず現起するなり。故に「忽爾無常苦楽逼、精神錯乱始驚忙。万事家生皆捨離、専心発願向西方」と釈せり。

 

有心は◀ ▶苦をいとふと

 

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